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体育における言語活動のあり方

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by

Hiroshi Kameyama

on 1 July 2015

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Transcript of 体育における言語活動のあり方

言語活動の充実
体育における言語活動のありかた
上越教育大学 特任准教授 亀山 浩
そもそも、なぜ体育科まで言語活動の重視が
とりざたされる事態になったのか?
難しいテーマです。しかし、皆さん、
直感的に分かっているはずです。

言語活動にとらわれすぎて、
運動量を減らすのは本末転倒。

上越市小中学校教科領域別一斉研修
(各教科等においては、国語で培った能力を基本に)
それぞれの教科等の目標を実現する手立てとして、
(中略)
言語活動を充実させる必要がある。
その際,
言語活動を充実すること自体が目的ではなく,
つまり、
言語活動
は、
体育の目標を実現する
「手立て」です。
こんなことも書かれています。
言語活動により,基礎的・基本的な知識及び技能の習得,
これらを活用して課題を解決するために必要な思考力,判断力,表現力その他の能力を育むことを
目指すことに留意する必要がある。
やっぱり、
では、体育において、言語活動は不要なのか?
運動量とのバランスにおいて、
どう取り組むか
です。

言語活動の充実それ自体を目的にするのは
本末転倒! です。
それも違います。必要です。
というか、やっていますよね。

結局、
そこを整理して、
考える足がかりを提示する
のが、今日のねらいです。

指導要領では、言語に関する能力育成の中核は「国語」だと押さえています。
発端はこれです
OECDなどの国内外の調査結果から思考力・判断力・表現力等を問う
読解力や記述式の問題に課題が見られたこと
今に至るも、課題であり続けるポイントです!

基礎的・基本的な知識・技能の習得
こうした課題を受ける形で、
学力向上

重要課題
として位置付けられました。
重視されたのは3要素。

知識・技能を活用して課題を解決するために
 必要な思考力・判断力・表現力等の育成

学習意欲の向上
 
(学校教育法第30条第2項)
その際、
言語に関する能力
は、これらの学力を下支えする、
ベースであり、基盤である
と押さえました。
こうした経緯で、学習指導要領に
言語に対する関心や理解を深め,
言語に関する能力の育成を図る上で必要な
言語環境を整え

児童の言語活動を充実すること。
という記載が盛り込まれた訳です。
その上で、
国語科以外の各教科等においても、教科等の特質に応じた言語活動の充実に努めなさい
と言われているので、「体育科でもその特質に応じて、工夫しなさい。」と言うわけです。
では、具体的にはどんな活動を通して、充実を図ればいいのか?
20年答申では、「思考力・判断力・表現力等を育むためには、次のような
学習活動が重要」として6点示しています。
体育的な視点で、どんな場面になるか考えながら見てください。
(1)体験から感じ取ったことを表現する
(2)事実を正確に理解し伝達する。
(3)概念・法則・意図などを解釈し、説明したり活用したりする。
(4)情報を分析・評価し、論述する。
(5)課題について、構想を立てて実践し、評価・改善する。
(6)互いの考えを伝え合い、自らの考えや集団の考えを発展させる。
「教科等の特質を踏まえた指導の充実及び留意事項」
には、こんな記述が…
<体育>
コミュニケーション能力を育成したり,論理的思考力を育んだりする観点から,
ゲームや練習などにおける励ましや協力をすること,
及び練習方法や作戦を考えたり,成果を振り返ったりするために話し合う活動などを充実する。
具体的には、こう記述されています。
などの活動を充実する。
他者とのコミュニケーション能力を育成するため,
運動領域では
保健領域では
身体表現や,ゲーム場面での
意思疎通などの
集団的活動で
互いにに励まし合ったり,
相手チームの健闘を称えたりして,
協力して学び合う活動を,
実習や実験などを実施した際の観察や体験を基に
話合いを行い,考察し,
身近な生活における課題や解決の方法を
見付けたり,選んだりする
目 標
場 面
(言語的)活動
もう1文、こんな表記もあります
などの活動を重視する。
運動領域では
資料を基に
練習方法や作戦を考えて
教え合ったり,
その成果や課題について
話し合ったり,
学習カードに
まとめたりする
活動を,
健康に関わる概念や原則を基に,
自分の生活と比較したり,
身近な生活との
関係を見付けたり
したことを
説明する
論理的思考力を育成するため,
保健領域では
目 標
場 面
(言語的)活動
以上で、復習&確認は終了です。
ここから本題です。
体育学習において、言語活動の充実に
取り組もうとする時、こんなことは
無いだろうか?
①ゲームの作戦に時間をたっぷりとる。
②振り返りのための記入に時間をたっぷりとる。
③教え合いの活動を位置付ける。
結 果    
a 話し合うことや書くことが無くなり、時間をもてあます。
b 何を教えて良いか分からず、形式的な学習になる。
c a,bの結果、運動に従事する時間が減少する。
危険です。
本末転倒に陥る手前、
いや既に陥っている状況かもしれません。
皆さんの授業は、どうですか?
体育の授業者である皆さんは、
感覚的に理解していると思うのです。
そこを、整理してみましょう。
「言語活動が有効な場面(領域)」
と、
「機能しにくい場面(領域)」
があるのではないか? と。
「自分の都合で動く運動」とは、
「関心を自分に持ってくる
」運動です。
体育の学習内容を、
運動学的な観点で考えると、
1 自分の都合で動く運動 

例えば、自転車に乗れない子どもに、いくらビデオを見せても、乗れるようにはなりません。
実際に、乗ってグラグラする体験をしながらバランス補正感覚を養っている。
自分の体の傾きは、自分の内面に関心をもっていないとできない。
領域…水泳、器械運動、
   陸上(バトンパスをのぞく)
「自我中心化」と言います。
「他人の都合で動く運動」は、
「外側に関心を向ける」
運動です。
自分から見た周りがどうなっているか。アンテナを張り、周り(相手)に応じて動くことが要求される運動です。
「情況投射化」と言います。
領域…球技(ボール運動)、
   中学では武道等々
自分の都合で動く運動の代表として
マット運動を考えてみると…
「お手本=外部(視覚、聴覚、言語)情報」を与えても上達しにくい。なぜか?
人は内部感覚でも情報を生み出している
 
→ 運動覚情報
(手応え)
運動覚情報は、自分の動きをフィードバックして、補正感覚として養われていく。
運動覚情報をつかんで悟ったとき
=コツをつかんだ
運動覚情報を本人が得ない限り、
できるようにはなりにくい。
1 動作の言葉化…コツを言葉にする。
マット運動でも、教え合う授業があります。
教え合うこと自体は、大切な教育活動です。
しかし、教師ならば、次の点を意識して
おかなくてはいけません。
教え合いの局面では、次のことが起きています。
2 言葉の動作化…できない子が、
         言葉を元に動きに活かす。
1の「動作の言葉化」自体は意味のある活動だと思います。
自分の内部感覚との対話
につながるでしょう。
むしろ、運動覚情報を積み重ねることを重視する。例えば、
少しずつ課題を変えて、80回転位させることを目指す。
マット運動のような「自分の都合で動く運動」
では、「教え合い」では、ほぼ上達しない。
「できなくて当たり前」と割り切る。
マットも鉄棒も、ポイントは半径調節。
たくさん回転することで、運動覚情報が
フィードバックされて、
自分で半径調節に熟達していく。
  ex.ブランコの振り出し
   赤ちゃんの寝返り
上手い子のお手本を見ても、
ビデオで自分の動きを見ても、
視覚情報だけでは、動きは変わらない。
それが出来るのは
内村航平選手レベル。
(NHKスペシャル ミラクルボディー第2回)
無意味ではないが、効果が無くて当たり前。
例えば:
グーで前転
 片手グーで前転
 帽子をあごにはさんで前転
 頭のてっぺんをついて前転
 帽子を膝で挟んで前転
 ゆっくり/速く回る。
 大きく/小さく回る。
  大きく→マットいっぱいを使った跳び前転、
  小さく→ぎりぎりのラインを超えない小さい前転
 片手に新体操のボールをもって前転
 前転している最中に、ボールを持ち替えて前転
 ペットボトルを抱えて前転、
 太いウレタン棒を抱えて前転 等々
例えば、前転のエレメントは
教師が最高の言語環境と割り切って
運動のエレメント(構成要素)を把握し、
ポイントや観る観点をしっかりもって
指導する。
1 腰が高いポジションでキック

(位置エネルギーの活用)
2 球面剛体
(背中を丸めて固める)
3 立ち上がり

(足の位置を、頭が追い越す)
倒立のエレメントは
1 振り上げて、腕支持
2 腰角180度と体幹固定
3 背面頭位(頭の位置の調節)
脚の振り上げで、腰角を180度に(自分で)拡大する。
つぶれるのは、背面頭位ができていないから。
足を振り上げたとき、頭で(背面頭位)ブレーキをかけている。
側転(側方倒立回転)のエレメントは
1 着手4分の1ひねり
2 着地4分の1ひねり
3 倒立部分は、
背面頭位と腰角180度
腰は横には折れない。
腹部が曲がる。従って、
4分の1ひねらないと側転は、できない。
例えば、

①技の分解図の絵にマイポイントを書かせる。

②ペアでやって、友達の上手いところ観察して、図に書き入れさせる。

③授業のエレメントを教え、観る視点を決めて、○×をつけさせる。

 
等々…
言語活動の充実に寄与する取組として
本人の運動覚情報の積み重ねに
貢献できる「言語情報の与え方」
を工夫する。
情況投射化の運動では、言葉が機能する。
アンテナが外部に張られるので、「一時停止」とか
「徐行運転」とか、
言葉がきっかけになって
判断を
容易にさせる。
他人の都合で動く運動(情況投射化)
の代表として球技を考えてみる…
ボール運動の場合は、スローガン
(プレイを具体的にするスローガン)
が有効。 例えば、タグラグビーでは…
「ターン(タグを取られたら)、ルック(仲間を捜して)、パス」等
特に、バスケやサッカーでは、
ドリブルやパス、シュートなどの技能差が大きく、作戦が機能する方が珍しい局面もある。
よく、言語活動の活動例として、
「作戦を考える」時間がある。
しかし、
考えた作戦が、機能するかどうか
心許ないのが実態ではないか?
しかし、
2の「言葉の動作化」は、非常に難しい
こと
なのです。つまり、教えてもらったってできないのです。なぜなら、「タイミング」「スピード」「パワー」が違い、運動感覚にズレがあるからです。
お勧めは、
ゲーム分析
の手法
習熟を重ねることで
  粗形態 → 精形態 へ
姿勢や欠点の指摘は止める。
荒々しい、汚い回転を目指す。
後ろ回りは、斜め転がりから始める。
ダメな動きではなく、粗形態の条件変化
 ととらえる。
条件変化させた動きを、
 たくさん経験させる。
上越学校体育研修会のミニ研修で
上教大の土田先生の研修会に参加した。
導入の後、ゲームへ。
その際、コートの図面が書かれたシートを渡された。
「シュートした位置に印を付ける。成功したら○、
失敗したら×で。」
→ゲームをやりながら記録。
右サイドのシュートが多いね。
左が少ない。右からやられている。
それをもとに、作戦立案。守りのポジショニング、役割分担。攻めのパターン。等々
非常に作戦として機能した。
また、かわされたコミュニケーションが
非常に濃密で、意味ある会話となった。
で、言語活動の充実を図る。
ゲームをやるなら
ゲーム分析
作戦立案
教師が働きかけるとしたら…
勝つために一番必要なことを一つ決めよう。
相手のチームで、一番止めたい子を1人決めよう。
どこに隙がある? 右が空いている。そこに
  エースを送り込もう。 等々…
なぜ、種目から「型」になったか。
その心は、
「戦術学習をしなさい」

一歩下がって、
「学習指導要領」
から考える。
その活動の「人との関わり」を通して
コミュニケーション能力と
論理的思考力の育成を図れ
と。
そのための
「言語活動の充実だよ」
だと
ちなみに、こんな領域変更がありました
基本の運動の名称 → 削除
 (内容は、各領域へ)
系統性






低・中学年にも体つくり運動が導入
 (中学、高校へも導入。生涯体育の位置付け
ゲーム領域では、このような変更が…
新たに取り上げられた内容
 
タグラグビー、フラッグフットボール
 プレルボール、ティーボール
 ハンドボール 等々
ゴール型 : ゴールを狙う。ゴールを阻止する。
各「型」の共通課題は…
ネット型 : 相手に取りづらいボールを返す。
ベースボール型
    : ベースランニング vs 送球の競走。
「そのために、集団(チーム)で何をするか」
が、学習の中心。
サッカーやバスケの種目固有の技術を身につけることが学習の中心ではない。
目指す姿は
「ゲームの中でどう動いたらよいか」、
その認識をみんなが持っているゲーム
レベルが高いゲーム
しかし、現実的には技能差の壁が大きい。
そこで…
タグラグビー(タックル無しラグビー)と
フラッグフットボール(タックル無しアメフト)が
推奨される。
技能差を考えずに、戦術学習を行いやすい
ゲームとして
これらのゲームの良さは、
「ボールをもって走る」ことがゲームの中核なので、スキル的な習熟をあまり意識しないでできる点。
1,2年のゲームの鬼ごっこの「しっぽ取り遊び」は、これらのゲームの前段的な動き作りに繋がっている。
上教大の教育実践研究の論文発表でも、
体育の専門でない女性の先生が、タグラグビーに挑戦した発表
があった。サッカー、バスケを習っている等の
技能差なく、誰でもいきなり参加し活躍
でき、
学級作りに非常に有効だった
という報告をされていた。
教育実践研究第22集 p213
子どもの主体性が生きるボール運動の単元開発
 -第6学年「保内小タグラグビー2010」の実践を通して-
楕円のボールでなくとも、
普通の丸いボールの方が良かった
という実践報告もある。
また、
ボールの代わりに「まくら」が有効だった
という話も聞いている。
フラッグフットボールの紹介ビデオです
タグラグビーとの違いは、
ラグビー → ボールを前にパスできない。
フラッグフット → 前にパスできる。
「情報処理力」
とは、(略)いち早く正解を導き出すチカラである。
これに対して、
身につけた知識や技術を組み合わせて納得解を導くチカラが
「情報編集力」
である。
「情報処理力」を「技能の習得」と考えれば、
視点を変えて、言語活動を見つめてみましょう。
民間出身校長として有名な
杉並区立和田中学校の
藤原和博校長は、こんなことを
言われています。(「藤原流
200字意見文トレーニング」より)

「暗唱」は、思考の基盤となる
語彙を豊かにする。
同時に文章の「型」が身につく。
「暗唱」は
情報の処理
に属する。
「(アドリブや話をつなげてクリエイティブに語るような)
文章創造」は
情報の編集
に属する。

なぜなら、「暗唱』したことで語彙が豊かになり、
文章の表現力もつき、なによりクリエイティブな
話を生み出す余力が創られるからだ。(中略)
「処理力」を鍛えると、「編集」に使える道具が
豊かになると同時に「編集」に割く時間が増えるからである。

しかし、この二つは矛盾する要素ではない。
「情報処理力」は、
いわば、
ジグソーパズルを
速くやり遂げる力
だ。
「情報編集力」は、
レゴをやるときに要求される力。
組み合わせることで、宇宙船にも家にも動物にも人の姿にもなるし、文字通り町全体を作り出すことも可能だ。
世界観をつくりだす力なのである。
体育の話と似てませんか?
習得した技能を活用する「情報編集力」の
育成が、体育科でも求められていると。
それが、「言語活動の充実」の
中身でもあると。
そして、処理力と編集力の
二つは矛盾する要素ではないと。
今日の話のまとめです

自我中心化(自分の都合で動く)の学習活動
では、言語活動による「動きの向上」に過度な期待をしない。
教師が運動のエレメント(構成要素)となるポイントを明示し、運動覚情報の蓄積につながる運動体験を豊富にすることに努める。

情況投射化(他人の都合で動く)の学習活動
では、合い言葉など言語を駆使したり、ゲーム分析の手法を用いてコミュニケーションを図ることで、言語活動の充実を図る。

以上で終わります。ご静聴ありがとうございました。
保健の学習での「言語活動の充実」
これ、重要です。ある意味、成長・生き方に関わることが
扱われます。是非、正面切ってやってください。
例えば、「学習を基に『私が喫煙しない理由』を考える活動」はまさに言語活動でありコミュニケーション能力の育成です。
ただ、保健学習の体育の学習全体に占める割合は低い。
だから、保健学習だけで言語活動を考えるのでは、弱い。

 
他人の都合で動く運動 
があります。
この先の内容の多くは、愛知教育大学の
森勇示教授から学んだ内容です。
※ 8月8日に、今年度の全国学力テストの結果が示されました。
※ 上位の固定化(秋田、福井、石川、富山)傾向が継続しています。
※ 次年度から、全校参加(2教科)方式に戻しての実施予定のようです。
プレルボールの動画です。
ワンバウンドのバレーボールです。
折角ですので、イメージをもっていってください。
一つの運動感覚が飽和点に達すれば
(例えば、後転の斜め転がりをたっぷりやれば)
自ずと次の段階にステップアップしていく。
(手を着いて、頭をまっすぐにして回ろうとするようになる。)
Full transcript