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目的のために

手段を選ぶ

勝ちに不思議の勝ちあり。

負けに不思議の負けなし

単に「勝つためのノウハウ」について述べている言葉ではない。

勝敗よりも重要な事がある。

それに従えば、結果は自ずとついてくる。

道を貴び術を知れば

 心勇ならずと雖(いえど)も必ず勝つ。

道に背き術に違えば必ず負く。

礼節を尊び、感謝と譲る心を重んじる精神が先にあるべき

勝ちに不思議の勝ちあり。

負けに不思議の負けなし。

松浦清山『甲子夜話』

負けた時には何らかの原因があるものだ。

逆に、勝った時でも負けに繋がる要因があったかもしれない。

人生において大切なこと

失敗学など…

松浦清

江戸時代中・後期の大名。肥前国平戸藩の第9代藩主。

平戸藩世嗣だった松浦政信(第8代藩主・松浦誠信の三男)の長男。母は政信の側室・友子(母袋氏)。官位は従五位下。死後に贈従三位。幼名は英三郎。号は静山。この号を合わせ、一般には「松浦静山」の呼び名が通っている。

隠居後に執筆した江戸時代後期を代表する随筆集『甲子夜話』で著名である。大名ながら心形刀流剣術の達人であったことでも知られる。