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横断研究のピットフォール

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久保田 晃生

on 12 January 2016

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Transcript of 横断研究のピットフォール

Hillの基準
(因果関係の強さ)
     
基  準
関連の強さ
strength of association

量−反応関係
dose-response relationship

一致性
consistency

関連の時間依存性
temporally correct association

関連の特異性
specificity of association

生物学的妥当性
biological plausibility
生態学的研究
横断研究とは異なる.しかし,生態学的研究において同時期の測定データを用いてその関連性を検討する場合には,集団を対象とした横断研究と呼ばれる.
生活習慣と学力
横断研究の概説
 個人を単位として,原因と結果を同時に測定して,両者の関連を検討する.あくまでも個人である.
 人は個々人で少しずつ違うことから,1人を調べた結果が別の人やすべての人に当てはまるかは不明である.
 測定誤差が存在する中で,人の生活環境下は大きく異なり,統制は難しい.そこで大きな集団で平均値などにより,結果を普遍化させる.実験研究よりも多くの人数が必要となる.
Thank you!
横断研究
原因と結果の「関連性」を短時間で比較的少ない労力とコストで明らかに出来る.
因果の逆転(横断研究で注意する)
例えば:1日の総歩数と肥満の関係では,歩数が少ないほど肥満度が高い結果となることが予想される.

しかし,減量のために多く歩いていることもあり,「因果の逆転」が起こる場合もある.
※仮説とは逆転した向きを観察してしまう.
横断研究のピットフォール
:因果の逆転

東海大 体育学部 生涯スポーツ学科 久保田 晃生
新横断研究は原因と結果を同時に測定する
・身体活動を増やすと学力が伸びる
(考えられる一つの機序:定期的な身体活動の実践が認知機能を高める)
・学力が伸びれば身体活動が増える
(考えられる一つの機序:学力の高い子は心身の発育発達に身体活動が重要なことを知っている可能性がある)

身体活動と学力に関連が認められた
(因果関係の推論は可能である)

想定している因果の方向があることを念頭におく
過大評価と拡大解釈を防ぐ
同時測定
(因果関係は不明)
原因
   ⇄   
結果
身体活動が児童・生徒の学力向上に寄与する
身体活動
学力
因果関係の成立の条件は?
     
判   明
相対危険やオッズ比が大きいこと


原因が増えると結果も増えること
生物学的勾配(biological gradient)ともいう

異なった地域,集団,時間など,いろいろな状況で異なった要因や特性との組み合わせでも同様の結論に達すること

原因となる要因が結果よりも時間的に先立っていること


1つの原因が1つの結果を生じ,別の原因では生じないこと(これは満たされない場合も多い)

得られた結果が現在知られている生物学及び疾患発生プロセスと矛盾しないこと
横断研究ではわからない!?
代表的研究
都道府県別の測定値A(原因)と測定値B(結果)との関連を検討する.
※既存データの使用
中学生の体力合計点と国語Bの正答率の相関
利点
経費・労力低い
欠点
集団単位でしか判断できない
因果関係が不明
原因集団と結果集団が異なることが多い
関係するのでは?
・体力は私立も含まれている
・体力は中学2年のデータ
・両親の教育暦,年収など不明

調整した解析も必要であるが,既存
データから得ることは困難
Steaら(2014)
質問紙調査で把握した余暇の身体活動と通学の方法の関連.
身体活動は学力向上に寄与する!?


因果の逆転が起こり得る条件
①結果と考えている要因の測定値を対象者が測定前にある程度知っていること
②原因と考えている要因が結果と考えている要因に関連しているが(その真偽は別として)広く知られていること
①については,対象者は肥満であることはもちろん知っていることと思われる
②については,減量のためには運動が必要ということも広く知られている

その他:スポーツ選手において練習後の身体ケアの実践と障害保有率との関連を分析
・障害保有率が高い(再発予防)ので身体のケアの時間が長い
・因果の逆転が生じていないかは常に注意する
横断研究の計画ポイント
・ランダム化比較試験やコホート研究がすでに存在する
テーマは選定しないようにする(日本人データがない場合などの例外もある)
・「因果の逆転が生じる条件」を満たしていないテーマを選定する(因果の逆転に気がつかず間違った解釈をする恐れ)

・横断研究は費用と労力が比較的少ない.
・因果関係究明の第一歩として重要
・新規性に富むテーマの多くに,
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